フジテレビが女性アナウンサーを接待に使ったとされる一連の騒動から、人権問題で厳しい避難を浴び、続々とスポンサー離れを起こしている問題で揺れています。
そのため経営陣総入れ替えの可能性も指摘されています。
そこで、気が早いかもしれませんが、もし社長が交代するなら新しい社長は誰になるのか?
名前が挙がっている檜原麻希(ヒワラマキ)ニッポン放送社長の経歴なども紹介します。
- 檜原麻希のこれまでのキャリアと実績
- 学歴や海外経験などのバックグラウンド
- フジテレビ新社長候補としての可能性
- 人柄や家族構成に関する情報
檜原麻希の経歴やプロフィール
檜原麻希の経歴
檜原麻希さんは1985年にニッポン放送へ入社し、編成局制作部でディレクター業務を担当。
その後、秘書室、営業局、デジタルコンテンツ部を歴任し、デジタル戦略の立ち上げに貢献しました。
2009年にデジタル事業局長、2011年に編成局長を経て、2019年に代表取締役社長に就任。
経営改革やデジタル施策、コロナ対策を積極的に推進し、同局の成長を支えています。
年 | 職歴 | 主な業績・担当内容 |
---|---|---|
1985年 | ニッポン放送入社 | 編成局制作部で中継ディレクター、アシスタントディレクター業務 |
1980年代後半 | 秘書室 | 同局4代目社長・羽佐間重彰の秘書を担当 |
1990年代 | 営業局 | 営業企画・イベント企画を担当 |
2000年代 | デジタル&イベント局長 | LFX488の立ち上げやインターネットラジオ「Suono Dolce」の指揮 |
2009年 | デジタル事業局長 | デジタル戦略を推進 |
2011年 | 編成局長 | 松任谷由実を1日編成局長に起用、番組編成の強化 |
2015年 | 取締役付 編成局長 | 営業戦略の統括 |
2016年 | 取締役 営業担当 | 営業改革を推進 |
2018年 | 常務取締役 | 経営全般に関与 |
2019年 | 代表取締役社長 | 経営改革、ペーパーレス化、コロナ対策の先駆け導入 |
2020年 | 同局の視聴率向上 | 聴取率調査で14年ぶり首位達成 |
ニッポン放送の生え抜き社員として、もちろん入社当初からエリート組だったとは思いますが、実績を積み上げて社長にまで昇り詰めた、大変優秀な方だったことがよくわかります。
檜原麻希の学歴
檜原麻希さんは、幼少期から国際的な環境で教育を受けました。
父の仕事の関係で5歳の時にイギリス・ロンドンに渡り、小学5年生で帰国後、湘南白百合学園中学校に進学。
中学3年時にフランス・パリへ移住し、エコール・ジャンヌ・マヌエル高校を卒業しました。
帰国後、慶應義塾大学文学部で美学美術史学を専攻し、学生時代にはカメラクラブ、映画同好会、テニス同好会に所属。
フランス時代には、アメリカ合衆国国務長官のアントニー・ブリンケンと同級生でした。
学歴 | 詳細 |
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幼少期 | 5歳の時にイギリス・ロンドンへ移住 |
小学校 | 小学5年生で日本に帰国し、神奈川県鎌倉市に転居 |
中学校 | 湘南白百合学園中学校入学(バスケットボール部所属) |
高校 | 中学3年時にフランス・パリへ移住し、エコール・ジャンヌ・マヌエル高校卒業 |
大学 | 慶應義塾大学文学部 哲学科美学美術史学専攻(西洋美術史を学ぶ) |
サークル | カメラクラブ、映画同好会、テニス同好会 |
エピソード | 高校時代、アントニー・ブリンケン(現米国務長官)と同級生 |
当然、英語やフランス語も堪能なのでしょう、素晴らしい学歴です。
また海外生活の経験も人権問題への対策として、役に立つのではないでしょうか?
檜原麻希さんの人物像・パーソナルプロフィール
檜原麻希さんは、幼少期からラジオに親しみ、試験勉強の合間にニッポン放送を聞くことが日常の一部でした。
高校時代には『宇崎竜童のオールナイトニッポン』をフランスから聴き続けるほどのラジオ愛好家。
フランス商工会議所での経験を経て、映画業界での活動も行うなど、キャリア形成にも積極的でした。
酒豪としての一面を持ち、新丸の内ビル内のバーで出会ったミッツ・マングローブの芸能界デビューを後押ししたエピソードもあります。
社内外でのユーモアのある人柄も評判で、リスナーや出演者との関係も深く、親しみやすい性格です。
項目 | 内容 |
---|---|
ラジオとの関わり | 試験勉強中にニッポン放送を愛聴、高校時代には海外から『オールナイトニッポン』を聴取 |
休職経験 | 1999年に半年間休職し、フランス商工会議所の試験に合格し、映画業界で経験を積む |
趣味 | 映画鑑賞、スポーツ観戦、飲食店巡り |
酒豪としての一面 | 同僚や知人から酒豪と評され、社交的な一面を持つ |
芸能界への影響 | ミッツ・マングローブの芸能界デビューを後押し |
ユーモア | 「プレジデント檜原」と命名された牛を見に行きたいとジョークを交えるなど親しみやすい性格 |
近寄りがたい雰囲気ではなく、親しみやすいイメージの方なんですね。
お酒が強いのであれば、お酒で失敗することもなさそうですw
檜原麻希の家族や親戚がエリート過ぎた
檜原麻希さんの家族は、日本の経済界で著名な経歴を持つ人物が多く、父・恒一郎氏は三菱銀行でパリ駐在員を務めた後、月桂冠の副社長を歴任。
祖父・敏郎氏は近畿日本鉄道や近鉄百貨店で要職に就きました。
さらに、曽祖父・平野復男氏はユニチカやニップンの重役を務め、日本の産業界に貢献。
遠縁には、天皇主権説を唱えた憲法学者・上杉慎吉がいます。
続柄 | 氏名 | 肩書き・経歴 |
---|---|---|
父 | 檜原恒一郎 | 三菱銀行(パリ駐在員事務所首席駐在員)、月桂冠 代表取締役副社長 |
祖父 | 檜原敏郎 | 近畿日本鉄道 副社長、近鉄百貨店 社長 |
曽祖父 | 平野復男 | 大日本紡績(現:ユニチカ)や日本製粉(現:ニップン)などの重役 |
遠縁 | 上杉慎吉 | 憲法学者(天皇主権説を唱えた)、曽祖父の実兄 |
ここまで凄い方々ばかりだと、幼少期からおじいちゃんにもお父さんにも、敬語を使っていたのでしょうか?
我々庶民には、考えられないほど恵まれた家庭環境だったのかもしれません。
檜原麻希さんは結婚はされていない
檜原麻希さんは結婚はされていないようです。
どこにもそういった情報はありませんでした。
檜原麻希さんがフジテレビの新社長として活躍できる理由
檜原麻希さんがフジテレビの社長として活躍できる理由は、デジタル時代への対応力とコンテンツファーストの戦略にあると思います。
ニッポン放送では「オールナイトニッポン」などのブランド力を活かしつつ、ラジコを活用して若年層を獲得。
働き方改革や新規事業展開にも積極的で、イベントの成功実績も豊富です。
海外経験とグローバルな視点を持ち、社内改革や多様性推進にも貢献が可能。
培った経営手腕でフジテレビの回復と成長を牽引できる可能性は充分あります。
- デジタル時代の適応力と戦略性
- ラジコなどのデジタルプラットフォームを活用し、ラジオの新たな収益モデルを確立した実績。
- コンテンツの時間依存性を解消し、オンデマンド視聴を重視する戦略を展開。
- ブランド構築力とレガシーの活用
- 「オールナイトニッポン」や「ショウアップナイター」といった長寿ブランドの価値を高め、若年層へアプローチする手腕を発揮。
- フジテレビの歴史的ブランドを新時代に適応させる力が期待される。
- コンテンツファーストの理念
- 「面白いこと」「新しいこと」「誇れること」を柱としたコンテンツ戦略を推進し、視聴者の関心を引きつける施策を実施。
- フジテレビに求められるエンタメ性と情報性の両立を実現可能。
- イベント展開の成功実績
- オードリーの武道館イベントなど、ラジオ番組を超えたリアルイベントの大規模展開に成功。
- テレビとイベントの相乗効果を生み出し、視聴者とのエンゲージメントを強化できる。
- 社内改革とデジタル化推進力
- フリーアドレス制やペーパーレス化など、業務効率化と働き方改革を実現。
- フジテレビにおいてもデジタルシフトを加速し、社内環境のモダン化に貢献可能。
- 社会貢献活動の経験
- 「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を通じた社会貢献の実績があり、CSR戦略の強化に寄与。
- フジテレビのブランドイメージ向上にも貢献。
- グローバルな視点とネットワーク
- 幼少期の海外経験(ロンドン・パリ)やフランスでのキャリア経験を活かし、グローバル視点での経営戦略を立案できる。
- 海外の最新トレンドをキャッチし、国際的な展開を推進。
- 新規事業の積極的な展開
- 「grape」や「オーディオバースト」など、デジタルメディアや最新技術に対する投資実績が豊富。
- フジテレビの新規事業開発やデジタルコンテンツの拡充に貢献可能。
- 女性リーダーとしての視点
- 日本のメディア業界における女性進出を推進し、多様性のある組織作りに貢献。
- 視聴者層の多様性に対応し、女性目線のコンテンツ戦略を打ち出せる。
檜原麻希は打診されてもフジテレビ新社長になるのか?
もし社長の打診があったとしても檜原さん自身がそれを受けるかどうかは別問題。
この状況で後任を引き受けるのは相当の覚悟が必要。
檜原さんがすんなり社長職を引き受けるのかには疑問が残る。
25日配信の「現代ビジネス」はフジの新社長にニッポン放送の檜原麻希社長を推す声が上がっているといった記事を掲載。
これに反応したのが堀江氏だった。
「この期に及んでグループ内から内部昇格的な人事をやろうとしてるとしたらあまりにもお花畑。株主が許さないだろうね」
もし檜原社長が、フジテレビの社長を打診されても、この状況下で引き受けるのか?
また、この期に及んで、またグループ内昇格人事なんてやっても、株主が納得しないだろうという意見も出ています。
経営的な視点でのフジテレビ再建案とは?
フジテレビ系列事業の中には、株式会社サンケイビルという不動産系の会社を所有しており、当然不動産事業による利益を得ています。
そのため、フジテレビの経営が傾いたとて、こちらからの資金で運営してけるというのが堀江貴文氏の考えです。
一方メディアコンテンツ事業の方は、実はフジテレビの方は2024年で年間2000億円の売り上げ高に対して、15億円程度の利益。
BSフジは売り上げは160億円程度に対して、20〜30億円の利益があるということです。
ラジオのニッポン放送も140億円程度の売り上げに対して、10億円程度の利益が見込まれています。
BSフジやニッポン放送は、フジテレビの影響はほとんど受けないと言われており、他の会社も合わせた利益は50億円以上、フジテレビだけが赤字かトントンということになりそうです。
ラジオや、BSには通販番組に企業の社長が自ら出演したり、オードリーのイベントで東京ドームを満員にしたりと様々なドル箱コンテンツを所有している優良事業。
逆にテレビは出演者を、絞ったりすることで、自らの収益を逃してしまっている一面があるそうです。
いずれにしても、他の会社で利益が出ているわけですから、フジテレビがすぐに立ち行かなくなるという可能性はなさそうです。
総務省の天下りも4人と報道もありますので、停波の心配もなさそうです。
私は有能な社長と思われる、檜原さんの抜擢をみてみたいなという気がしますが、どうなるでしょうか。
檜原麻希の経歴やプロフィール紹介!フジテレビ新社長になるか|まとめ
最後に記事のおさらいです。
檜原麻希の経歴とフジテレビ社長就任の可能性
- 1985年にニッポン放送へ入社し、編成局制作部でディレクターを担当
- 営業局やデジタルコンテンツ部など多岐にわたる部門を経験
- 2009年にデジタル事業局長としてデジタル戦略を推進
- 2011年に編成局長となり、番組編成の強化を図る
- 2019年にニッポン放送の代表取締役社長に就任
- 経営改革やデジタル施策、ペーパーレス化を推進
- 幼少期にロンドンとパリで生活し、国際感覚を養う
- 慶應義塾大学文学部で美学美術史を専攻
- フランス時代にアメリカ国務長官アントニー・ブリンケンと同級生
- ラジオへの深い愛着を持ち、コンテンツ戦略を重視
- 海外経験を活かし、グローバルな視点での経営に強みを持つ
- イベントやデジタルメディアの活用において実績を積む
- フジテレビの新社長候補として名前が挙がる
- 社内改革や働き方改革を積極的に推進
- フジテレビのデジタルシフトと収益改善に期待が寄せられる